ひゅうが土とひゅうが土販売株式会社

   

その昔、宮崎市にある女性が住んでいました。

その女性は東京生まれで、20数年ぶりに里帰りすること

になり、お土産に持って行った都城の「ぼら土」を東京で

売ってみました。

僅かな量の土でしたが、名もない土が売れたことからその

女性はこの土を商品化しようと考えました。そしていつの

日か日本一の土メーカーになろうと決心しました。

スコップと鍬と袋を綴じるためのホッチキスでスタートし

たこの小さな土業者は、様々な試行錯誤と紆余曲折を経て、

今日では日本有数の園芸土メーカーとなり、その主力製品

の「ひゅうが土」は日本の代表的な園芸土として日本国内

はもとより韓国、中国、台湾、アメリカなどにも輸出され

使われています。

その昔とは1969年(昭和44年)夏のこと、その女性

の名は(故)川田幸、ひゅうが土販売株式会社の初代社長

です。

 

 

ひゅうが土はひゅうが土販売株式会社の

登録商標です

 

1969年  川田幸が、宮崎県都城市の「ぼら土」と呼ばれる

軽石の一種を全国販売するにあたり、「ひゅうが土」と命名して発売

したのがひゅうが土の始まりです。都城市は元々薩摩藩の島津氏が

治めた土地で、厳密には日向の国宮崎とは言えないかも知れません

が、宮崎県で産出される土であることからそう命名し、平仮名にした

のは「日向土=ひなたつち」と間違われないようにするためでした。

創業した1969年当時は、今と違い園芸用の土を買う習慣がない頃

でしたので販売に大変苦労しましたが、洋蘭の植え込み用土として全

国の洋蘭生産者に売り込み、同時に、全国各地の園芸関係の展示会に

出品し、園芸雑誌、新聞、一部地域のテレビなどでの広告宣伝を積極

的に行いました。

その結果ひゅうが土は全国で販売されるようになり、それらの努力が

評価され、特許庁は1989年「ひゅうが土」を登録商標として認め

ました。(産地名を冠した名称は本来商標登録できませんが、「ひゅう

が土」は弊社が独占的かつ広範囲に使用することにより有名にしたこ

とが認められ、特別に許可されたものです)

現在「日向軽石」「ひゅうが軽石」「日向砂」「ひゅうが砂」

「ひゅうがぼら土」「日向ぼら土」など「ひゅうが」又は「日向」の文字を使った商品がありますが、弊社製品とは製法の違う類似品ですので、

ご注意ください。
永田農法「日向土」などの様に一般名称で弊社製品を紹介される場合もあります。